▲●■　麻の葉　△○□

   江戸時代、≪麻の葉の木のように、しっかりと大地に根をはって丈夫に育ってほしい≫という祈りと願いを込めて、麻の葉模様やしるしを産着や祝い着につけました。
この「背守り（せまもり）」は、等しく子供が強い生命力ですくすく育つようにと願う母の気持ちが込められ、ひと針ひと針手仕事として作られていました。
そんな背守りのような、この世に生まれた子供たちが元気に幸せに歩んでいくことを後ろからそっと見守り、支えられる役目になれたらという思いがあります。
また、その子供たちをはぐくむ母、そして取り巻く女性たちが、豊かに女性性を発揮できるために、という願い。

   祖母・母が助産師であり、そして私も助産師になりました。それは何かしら意味があると思うのです。そしてこの地に戻ってきました。
この地で自分のできる役目を果たす努力をする。ツールとして音・香り・触れる、ことを使って、この地の力も借りて誰かの力になる。
人を愛し、地を愛し、自然を愛し、そして自分自身を愛する。それがまた子供たちの育みにつながっていく、そう信じて精進していきたいと思います。